ホワイトニングとレジンで前歯の見た目を削らず改善した症例

生まれつきの歯の黄ばみを気にされていた症例です。健康な天然歯を大きく削らず、まずホワイトニングで歯そのものを白くした後、新しい歯の色に合わせて既存のコンポジットレジンを再修復。前歯中央の隙間もレジンで整え、歯の色と形を総合的に改善しました。

治療前

治療後

「生まれつき歯の色が黄色く、歯全体を白くしたい」とご相談いただいた患者さまの症例です。
治療前は天然歯全体に黄色みがありましたが、健康な歯が十分に残っていたため、歯を削ってセラミックなどの被せ物で白くするのではなく、まずホワイトニングによって天然歯そのものの色を明るくする治療を行いました。

歯の形成期にテトラサイクリン系薬剤などの影響を受けると、黄色や灰色、褐色などの着色が生じることがあります。着色の程度によってホワイトニングに対する反応は異なりますが、今回は比較的軽度であったため、ホワイトニングによる色調改善を図りました。
ここで重要になるのが、もともと入っていたコンポジットレジンです。天然歯はホワイトニングによって色が変化しますが、レジンなどの人工材料そのものはホワイトニングでは白くなりません。そのため先にレジンの色を合わせるのではなく、まず天然歯を希望する色調へ近づけ、その後の歯の色を基準に既存のレジンを再修復しました。

さらに、上の前歯中央にあった正中離開についても、コンポジットレジンを用いて形態を整えています。今回は隙間の状態や噛み合わせなどからレジンによる修復が可能と判断し、歯を大きく削ることなく前歯の形を改善しました。

ホワイトニングとレジン修復を組み合わせる場合には、「どの治療を先に行うか」も重要です。天然歯の色を先に整え、その色に人工材料を合わせることで、歯をできるだけ削らずに、歯全体の色と前歯の形の両方を自然に整えることを目指しました。
担当医 貴志 文哉
主訴 歯の色が黄色く、歯全体を白くしたい
期間 2ヵ月
費用 56,100円
治療内容 ホワイトニングで天然歯の色を改善した後、その色に合わせて既存のレジンを再修復し、前歯の正中離開もコンポジットレジンで改善しました。
治療に伴うリスク 着色の種類や程度によっては、ホワイトニングだけでは希望する色調まで改善できない場合があります。
詰め物、被せ物、コンポジットレジンなどの人工物はホワイトニングでは白くなりません。

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