長期間受診していなかった方のむし歯・歯周病を治療した症例

数年間歯科を受診しておらず、複数のむし歯や歯石の沈着、歯ぐきの腫れ・痛みが認められた症例です。ブラッシング方法の見直しから始め、むし歯治療と歯周基本治療を計画的に進めました。歯ぐきの中に付着した歯石も段階的に除去し、お口全体の健康状態の改善を図りました。

治療前

治療後

「歯ぐきが腫れて痛みがある」とのことで来院された患者さまの症例です。歯科医院を受診するのは数年ぶりで、検査を行ったところ、痛みのある部分だけでなく、お口全体に複数のむし歯と多量の歯石が認められました。歯ぐきの中にも歯石が付着し、歯周病による炎症が広い範囲に生じている状態でした。

このように、むし歯と歯周病が同時に進行している場合は、気になる部分だけを治療するのではなく、お口全体の状態を確認しながら治療の順序を考えることが大切です。

まず、ご自身でも歯ぐきの健康を維持できるよう、普段の歯磨きの状態を確認し、磨き残しが生じやすい部分やブラッシング方法を一緒に見直しました。

また、治療が長期間に及ぶことが予想されたため、最初の段階で見た目の変化を実感しやすい前歯のむし歯を治療しました。治療による変化を確認していただきながら、その後のむし歯治療や歯周病治療へ段階的に進んでいます。

歯周病に対しては、歯周基本治療として歯の表面だけでなく、歯ぐきの中に付着した歯石も状態を確認しながら除去しました。むし歯治療と並行して歯周治療を継続し、毎日のセルフケアも改善したことで、治療後には歯ぐきの腫れや炎症が大きく改善しました。

歯周病やむし歯は、自覚症状が乏しいまま進行することがあります。「痛くなってから歯医者に行く」という状態が続くと、複数の治療が必要になることもあります。数年間歯科医院を受診していない場合は、現在痛みがなくても、一度お口全体の状態を確認することが大切です。
担当医 貴志 文哉
主訴 歯ぐきが腫れて痛みがある
期間 6ヵ月
費用 保険治療
治療内容 複数のむし歯と歯周病に対し、ブラッシング方法の見直し、むし歯治療、歯周基本治療による歯石除去を段階的に行い、お口全体の改善を図りました。
治療に伴うリスク 歯周病の改善に伴って歯ぐきが下がる場合があります。
進行した歯周病では、元の状態に戻すことが難しい場合があります。

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