大きな根尖病変を歯根端切除術で治療した症例
過去に根管治療を受けた右上4番・5番の根の先に大きな病変ができ、歯ぐきの腫れを繰り返していた症例です。マイクロスコープによる精密根管治療に加え、歯根端切除術で嚢胞状の病変を除去して歯の保存を図りました。2年後には骨の回復と歯ぐきの腫れの改善を確認しています。
治療前

治療後(2年後)

「右上の歯ぐきが時々腫れる」とご相談いただいた患者さまの症例です。
右上4番・5番は過去に神経を取って根管治療を受けていましたが、レントゲンでは歯根の先に大きな骨吸収像が認められました。根管内に残った細菌や再感染によって炎症が続き、根尖部に病変が形成された可能性が考えられました。
まずマイクロスコープを用いた精密根管治療で根管内の感染源を除去し、その後、根の先に残る大きな病変に対して歯根端切除術を行いました。
治療後は経過観察を継続し、2年後のレントゲンで骨の回復を確認しています。根尖病変が大きい場合でも、感染の原因や歯根の状態を詳しく調べ、根管治療と外科処置を組み合わせることで、歯を保存できる場合があります。
右上4番・5番は過去に神経を取って根管治療を受けていましたが、レントゲンでは歯根の先に大きな骨吸収像が認められました。根管内に残った細菌や再感染によって炎症が続き、根尖部に病変が形成された可能性が考えられました。
まずマイクロスコープを用いた精密根管治療で根管内の感染源を除去し、その後、根の先に残る大きな病変に対して歯根端切除術を行いました。
治療後は経過観察を継続し、2年後のレントゲンで骨の回復を確認しています。根尖病変が大きい場合でも、感染の原因や歯根の状態を詳しく調べ、根管治療と外科処置を組み合わせることで、歯を保存できる場合があります。
外科処置(嚢胞を確認)

外科処置(嚢胞摘出後)

通常の根管治療では、歯の内部から感染源を取り除きます。しかし、根の先に大きな病変が形成されている場合や、根管治療だけでは十分な改善が得られない場合には、外科的に病変へアプローチする方法が選択肢となります。
今回の症例では、精密根管治療によって根管内部の感染に対処した後、歯ぐきを切開して根尖部の嚢胞状病変を除去し、歯根の先端部分を切除しました。
歯根端切除術は、根管治療だけでは対応が難しい病変に対して、抜歯を避けるために検討する治療方法の一つです。ただし、歯根破折の有無や残存歯質、病変の位置などによって適応は異なります。
今回の症例では、精密根管治療によって根管内部の感染に対処した後、歯ぐきを切開して根尖部の嚢胞状病変を除去し、歯根の先端部分を切除しました。
歯根端切除術は、根管治療だけでは対応が難しい病変に対して、抜歯を避けるために検討する治療方法の一つです。ただし、歯根破折の有無や残存歯質、病変の位置などによって適応は異なります。
治療前

治療後(2年後)

根管治療と歯根端切除術を組み合わせた結果、右上小臼歯部で繰り返していた歯ぐきの腫れは改善し、2年間再発することなく経過しました。
神経を抜いた歯は、再び感染が起こっても痛みを感じにくく、歯ぐきの腫れや膿によって異常に気付くことがあります。
以前治療した歯の周囲が何度も腫れる場合には、根管内の再感染や根尖病変などが原因となっている可能性があります。症状だけで判断せず、レントゲン検査などで原因を確認し、歯を残せる可能性を含めて治療方法を検討することが大切です。
神経を抜いた歯は、再び感染が起こっても痛みを感じにくく、歯ぐきの腫れや膿によって異常に気付くことがあります。
以前治療した歯の周囲が何度も腫れる場合には、根管内の再感染や根尖病変などが原因となっている可能性があります。症状だけで判断せず、レントゲン検査などで原因を確認し、歯を残せる可能性を含めて治療方法を検討することが大切です。
| 担当医 | 望月 力 |
|---|---|
| 主訴 | 右上の歯ぐきが時々腫れる |
| 期間 | 5ヵ月 |
| 費用 | 528,000円 |
| 治療内容 | 右上の大きな根尖病変に対し、マイクロスコープを用いた精密根管治療と歯根端切除術を行い、歯を保存しました。 |
| 治療に伴うリスク | 歯根端切除術後に腫れ、痛み、出血などが生じる場合があります。 感染が再発したり、十分な治癒が得られず追加治療や抜歯が必要になったりする場合があります。 |







